2023年7月、9連休をもらった。今年は、1月のOpenAIによるChatGPT公表を皮切りに、生成AIが世界に激震を与えつつある。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、3月21日、自身のブログにこう書いた。

「人生において、私は2度、胸を打たれるようなテクノロジーの発明を見た。」

「1度目は1980年、GUIのデモンストレーションを見たとき。」
※GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス):コンピューターの表示や操作の方式。ユーザーが直感的にコンピューターに指示をするためのグラフィックアイコンなどが導入された。

「そして2度目はつい昨年のこと。OpenAIによる、ChatGPTを見たときである。」

参考:https://www.gatesnotes.com/The-Age-of-AI-Has-Begun

ビル・ゲイツにとって1度目の衝撃であるGUIデモを見た後、彼はGUIを活用し、マイクロソフトを世界一の企業へと育て上げた。それほどまでの衝撃が、今、きている。

1990年代のwww(ワールドワイドウェブ)の発明や、2000年代のスマートフォンの普及を経て世界の変化は加速。今、必要とされている知識やスキルも、1年後、5年後にはまるで必要とされなくなるかもしれない。

今の時代、コンピューターを使用せずに仕事をしている人はほぼいないだろう。Excelがあるのに、いちいち電卓を叩いて計算をしている人はいないのだ。隣町に遊びに行くのに、馬車を借りてくる人もいないだろう。車や電車で移動をするはずだ。

同じように、AIができる仕事を人がやっていては、「なんでAIを活用しないの?」と言われてしまう時代がくるはずだ。いや、もう来ているんだ。

この波に取り残されないよう、まずは生成AIについて自ら学ぶべきだと思う。そして、AIは何が得意で何が苦手なのかを知り、上手に活用していこう。

洗濯板を手放すのだ。

以上

Postscript
濫用される「:」が苦手だ。例えば、「目的:●●」や、「スケジュール:●●」のように、汎用的に濫用される「:」が苦手である。コロンの左側に目的という項目を置き、右側にその具体的な目的を入れるのであれば、「目的▷●●」としてほうが、抽象から具体の変化を明確に表せると思う。ただし、正直「:」でも分かるし、一般的には「:」が使われているため、分かりやすさも「:」の方が上かもしれない。なので、私は苦手な「:」を濫用している。