私は家にいる時、常にスマホをいじっている。食事の時はもちろん、トイレをする時やシャワーを浴びる時でさえ、スマホを身近に置き動画を垂れ流しにしている。別に動画は見ていないのに、だ。その証拠に動画の内容はほとんど覚えていない。というのも、食事中やトイレ中は、読書や勉強などの生産性の高い行動が捗らない。そして、どうせ捗らないのであれば動画を垂れ流して暇を潰そうという主張である。
しかし、今日は試しにスマホを封印してみた。シャワーを浴びる時はもちろん、食事中もだ。するとどうだろう、頭がスッキリとしたのだ。これまでは常にスマホをいじっていたため、頭にモヤがかかっているという意識すらなかったのだが、スマホから離れた今、はっきりとわかる。一日中スマホをいじっていた私の頭には、モヤがかかっていたのだ。そして、スマホから離れた今、頭のモヤは消え去った。モヤが晴れたと感じたのは、自分の脳が自発的に自然と動き始めた時である。今日1日を過ごして手にした知識や生まれた疑問に対し、脳が思考を始めたのである。
スマホを手にしていた時は、常にスマホからの情報が脳に流れ込んでいた。脳は、外部から流れ込む情報の処理に追われ、何時間か前に得た知識のレビューをする暇などまったくなかったのである。一方、スマホを手放した今、外部からの情報は大幅に削減され、内部の知識に向き合うことができたのである。そして、脳が内部の知識と向き合う時、私は脳内がスッキリとした感覚を覚えた。
なぜ、内部の知識に向き合った時、すっきりとした感覚を覚えたのだろうか。いくつか要因を考えてみる。たとえば、情報を借金に例えてみる。スマホを手にして常に新しい情報が脳に流れ込んでくる状態は、大きな借金があるのにその利子がどんどん膨らみ、いくらお金を返しても金利分しか返済できず元の借金が全く減っていない状態と似ている。いくらお金を返しても、それは金利にしか過ぎず、借金の元本が減らないのであればスッキリしない。そう考えると、スマホを手放し外部からの情報をシャットダウンした今を借金に例えると、金利0でお金を返せば返すほど借金の元本が減っていく状態である。これならスッキリするのも頷ける。睡眠時に脳が回復する原理に似ているのだろうか。また違うかもしれないな。昔本で読んだ、脳内のゴミを処理するためになんとか髄液が老廃物を流す話や、デフォルトモードネットワークの、集中とリラックス(だったか?)の効果を読み返したい。
本当は詳しく書きたいが、明日も仕事のためここでやめる。
以上
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