朝、目覚めると神様から1日を過ごすためのエネルギーがもらえる。少し前の私は、1日分、100%のエネルギーをもらえていた。しかし、コロナに罹ってからは40%ほどしかもらえなくなってしまった。むしろ、今でこそ40%ももらえているが、コロナに罹った当初は5%ほどしかもらえなかった。
 さて、40%しかエネルギーをもらえない今は、コロナ前の体力の使い方をしていると、半日も経つころには体が疲れて動けなくなってしまう。そのため、どうにかこの40%で1日を乗り切るかを考える必要がある。考え方は大きく2つ。1つは、40%をいかに効率よく配分するかである。これまでの人生ではあまり考えることがなかったが、改めて考えると1日のうち、無駄に体力を消費している場面は多くある。たとえば、興味のないテレビ視聴やYouTube動画の垂れ流し、ネットサーフィンなどに使う体力だ。40%という限られたエネルギーのみ与えられる今、これらの無駄をなくし、本当に為すべきことに貴重なエネルギーを注ぐことが重要である。もう1つの考え方は、自分のエネルギーの最大値を押し上げ、40%の絶対値を上昇させることである。たとえば、エネルギーの最大値が50の人にとっての40%は20である。それに対し、エネルギーの最大値が100の人にとっての40%は40である。つまり、エネルギーの最大値を向上させることで、もらえる40%の値を上げることができるのである。
 これら2つの考え方は一長一短であり、どちらか片方に注力するというよりかは両方を同時並行することが好ましい。コロナに罹り、今までにはない2つの考え方に辿り着いた今こそ、与えられたエネルギーを効率よく使う方法と、そもそものエネルギー総量を向上させる努力の両方に注力しようと思う。

以上